作曲活動再開するまでの

40歳ぐらいの男が15年ぶりに作曲活動をはじめるにあたって全部

14、音の包容力

一定の音高で単音だとあらゆる可能性がありそうだけど、実際に関係性が見いだせない状態だと正直音楽にはならない。私たちが共有している秩序で変化することによって、そこには予感があって、私たちの知る音楽になってる。僕の言い方だけど、共有してる秩序こそ音感だ。

とても口ずさめそうに無い旋律や覚えられない旋律でも、音感で支えられていれば素晴らしいと感じられる。ジャズのアドリブなどはこの良い例だと思うし、その音感は私たちが成長する中で言葉のように自然と身に着けている。

言葉をスムーズに認識できるのは、意味を理解し予感を持っているからだけど、音楽も同じだと僕は思う

音楽的な意味や予感を上手く利用すると色彩感や浮遊感が生まれる。音色と調性が深く関わる部分。

大元の限定された中から、伴奏を整え、伴奏を変え、大元を活かしつつ他の要素が入る幅や隙間を持たせるべく拡張したり、大元を崩さず成立する別の秩序で限定したり。

同じ音感を共有しながらここには、もの凄い多様性がある。色々な人達がこの音感を拒まず、むしろ活用した結果が今の音楽群だから当然なんだけど、凄過ぎませんか?

凄い包容力

何でこんなに多様になれるのかなって思ったんだけど、やっぱり協和と不協和、安定と不安定が明確にあるからじゃないかなって。

 

14、音の包容力、終わり